首イボをケラチナミンで取ることはできる?という疑問を持っている人が多くいるようです。でも残念ながらケラチナミンには首イボを落とすようなすごい効果はありません。
ケラチナミンと言えば尿素配合のハンドクリームで市販のクリームとしては非常に人気が高いです。尿素の保湿効果で乾燥を防いでくれるので老人性イボに対しても効果が得られるという根強い噂があります。
しかし真実はそんなに甘くないです。今回はケラチナミンが首イボに一切効かない理由と、適切な対処法について解説します。
首イボがケラチナミンで取れない理由
ケラチナミンはそもそも首イボを取るということを想定して作られていないから。というのが一番の理由です。
単純に皮膚が乾燥して角質層が荒れてガサガサしている人にとってはケラチナミンは大きな味方になってくれるクリームです。でも首イボは単純な乾燥だけが原因ではないのです。
首イボが出来る原因としては
- 加齢・老化
- 衣服の摩擦・刺激
- 紫外線によるダメージの蓄積
と大きく分けて3種類があります。
対してケラチナミンは水分を確保して保湿するというだけの乾燥対策に特化したクリームとなっているわけです。
しかも「尿素が確保する水分」というのはまさに尿素が水分を抱えているだけの状態ですので肌に塗ったとしてもイメージした通りの潤いが得られるということもないです。
だからケラチナミンを塗ったとしても首イボが消えてなくなるようなことは無いというわけですね。
ケラチナミンは首には刺激が強すぎる
ケラチナミンは尿素が配合されている美容クリームなのですが、尿素という成分自体がちょっと肌に刺激が強いものなのです。
なぜかというとケラチナミンの浸透圧が高いということが理由です。
ケラチナミンは確かに水分を保有しているので肌に水分を与えることが出来ると思われがちですが、ケラチナミンの持つ水分は人間の肌の細胞の水分とは塩分濃度が異なるので塗った場所の細胞が水分を吸い過ぎて膨張してしまいます。
これによって肌が荒れたりヒリヒリしだしてしまうわけです。
首周りの皮膚は柔らかくて薄いので刺激が強い成分が触れると肌荒れなどの副作用の危険もあります。なのでケラチナミンは首周りには塗らない方がいいということになります。
ケラチナミンに限らず尿素配合のクリームや美容アイテムは出来るだけ肌の弱い部位には塗らないようにしたいですね。
ケラチナミンの正しい使い方
ケラチナミンの正しい使い方・使いどころについてもしっかりと解説しておきましょう。ケラチナミンを使うべき場所としては以下の通りです。
- 水仕事などでガサガサになった手や指先
- ガチガチに硬くなったかかと
- 黒ずんでザラザラになったひじ・ひざ・くるぶし
これらの乾燥しやすい場所に1日数回、適量を塗って伸ばします。
実際に首イボにケラチナミンを塗ってみた人の口コミ
続いては実際に首イボで悩んでいる人の中で、自分の首イボに対してケラチナミンを塗ってみたことがあるという人の口コミを独自に調査してまとめてみましたのでチェックしてみましょう。
- ひび割れしているような硬い角質トラブルには効果てきめんでした
- かかとのガサガサが治ったので首イボにも塗ってみたところちょっとヒリヒリしました
- 塗った後の感触が不快なのが気になります
- 1週間は続けましたが全然首イボには変化なしです
- 粉吹き乾燥肌はおさまりますが、首イボは何も変化なしでした
本来ケラチナミンが狙っているかかとのガサガサなどの硬めの角質トラブルに対しては一定の効果を実感している声があります。
でも、やはり首イボ専用のクリームというわけではないので、首イボに対して何かしらの効果が得られたという口コミは特に無かったです。
むしろ首イボの付近に塗ることでちょっとしたトラブルや不快感を感じてしまっている人が多いという印象です。
こうした口コミを見ていても、ケラチナミンは首イボに対しては使うべきものではないということがよくわかりますね。
まとめ
ケラチナミンは首イボに対して効果はありません。でもそれはそもそもケラチナミン自体が首イボ対策用のケア用品として作られたものではないからです。
むしろ尿素の浸透圧などによる刺激の強さなどのデメリットもありますので、首周りなどの皮膚の弱くて薄いところにはケラチナミンは塗らないようにした方がいいでしょう。
首イボを解消するクリームなどを探しているのであれば、ちゃんと「首イボ・首のポツポツ対策用」という内容の記載があるオールインワンゲルなどをチェックして試した方がいいですね。
くれぐれも首イボを無くそうとして首周りの肌を痛めることがないように注意していきたいところです。