首イボの治療方法には液体窒素で除去するというものがあります。
これはもちろん病院で本当に実施している治療方法なのですが、液体窒素と言えば科学の実験でよく使われる「何でも凍らせちゃう液体」というイメージが強いのでちょっと怖いですよね。
実際のところ傷跡が残ってしまうというデメリットもあります。
なので今回は首イボに対して液体窒素を使った除去手術が一体どんなものなのか?という基本的な部分と合わせて残ってしまう傷跡について解説していきたいと思います。
液体窒素で首イボを取ると出来る傷跡について
大きさにして3mmくらいまでの小さい首イボである「スキンタッグ」とか「アクロコルドン」と呼ばれるものであれば多くは液体窒素で簡単に落とすことが出来ます。
しかし、治療後は数日たつと首イボのあった部分にシミが残ってしまうというケースが多いです。
厳密には傷跡と言うほどのものではないのですが、皮膚の細胞が炎症を起こしてしまうので色素沈着が起きてしまうため見た目に首イボの除去をしたことがわかってしまう可能性があるというわけです。
いずれは肌のターンオーバーと共に消えていくことがほとんどですのであまり心配をする必要は無いです。ただ実はこのしみ・傷跡は1ヶ月程度は残ってしまいます。
首イボが他人から見て意外と目立つのと同じように、首イボの傷跡も最初は結構目立ちます。ちょっとかさぶたになったり赤くなったりするので炎症が収まるまでの間は余計に目立つことでしょう。
1ヶ月間という長い期間に渡って首周りに赤くなった傷跡が目立つという状況に耐えられるかどうかによっても「液体窒素手術が向くか向かないか」というのは変わってくると思います。
傷跡が気になるのであれば無暗に液体窒素手術で除去するのはやめましょう。
大きすぎた場合は液体窒素では取れない
3mm程度の小さな首イボはシミ・傷跡のリスクはあれど液体窒素で取れます。
しかし、大きめな首イボになると液体窒素では取ることができません。もちろんその場合はメスを使った手術になります。麻酔も使います。
メスで切り取るだけじゃなく取った後に縫合する場合もあるので、液体窒素で除去するよりも確実に傷跡が残りますし、場合によっては小さく残ってしまうこともあり得ます。
いずれにしても傷跡のことを考えると液体窒素を含めた「手術」と言う方法で首イボを解消しようとすることはあまりおすすめできません。
多少のリスクを抱えてでもどうしても首イボを消したいと言う時に使う最後の手段と考える方がいいのではないかと思います。
デメリットを乗り越えても再発する危険がある
首イボを液体窒素手術で除去するデメリットはシミ・傷跡だけじゃないです。手術で解決した首イボは再発しやすい傾向があります。
液体窒素による手術は「どうして首イボが出来たか」という根本的な原因については完全に無視して、「とにかくいま存在している首イボを除去すること」に特化した手術となっています。
何故首イボが出来たのかを突き詰めると首元の摩擦や乾燥によるものですので、問題となっている摩擦・乾燥を解決していかないとまた同じように再発して新しい首イボが現れるという事です。
まとめ
首イボは小さいアクロコルドンやスキンタッグと呼ばれるものであれば液体窒素で比較的簡単に除去することができます。
ただ、傷跡やシミ、かさぶた・赤みなどの後遺症が残るリスクはあるので、できれば手術は気軽に受けない方がいいです。
また手術をしたとしても首イボができる原因は肌の状態。質が乾燥気味になっていることも影響していますので、原因を根本から解消しない限り再発する可能性は高いのです。
私は首イボを小さくして最終的に取ることもできる杏エキスやヨクイニンエキス(ハトムギ)のような成分が入っているオールインワンゲルを使って首イボを消すことに成功しました。
私が使った感想を開封の様子も交えながら書いているレビュー記事があるのでよかったらチェックして見てくださいね。